2025年11月30日
- 認知行動療法
オンラインで夫婦カウンセリングを受けるなら/認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。 本日のテーマは 「オンライン夫婦カウンセリング」 です。
夫婦関係の悩みは、誰にとっても非常にデリケートなものであり、
- 「どこに相談すればよいか分からない」
- 「感情的になってしまい話し合いにならない」
- 「一度相談してみたいけれど、対面はハードルが高い」
という声を多く頂きます。
近年、オンラインでの夫婦カウンセリングが広がり、ご自宅から安心して参加できる選択肢が増えてきました。 大阪店でも、オンラインでの夫婦カウンセリングのお申込が年々増えております。
本記事では、 夫婦関係の困りごとをどのように整理し、オンラインで実施する際に何が大切か を認知行動療法(CBT)の視点を交えながら丁寧に解説いたします。
1. まず、夫婦カウンセリングとは何か
夫婦カウンセリングは、「夫婦間の問題をどう扱うか」を一緒に考える場です。
当センターでは、
- 相手を変えること
ではなく、
- コミュニケーションの整理
- すれ違いが起きる背景の理解
- “問題の扱い方”としてのスキル獲得
を重視しています。
夫婦となると、長い時間にわたる習慣や価値観の違いが積み重なっており、 「言った/言わない」 「分かってくれない」 「同じ話をしても噛み合わない」 といったすれ違いが起こりやすくなります。
認知行動療法の枠組みでは、 状況(事実)・考え方・感情・行動・身体反応 のつながりを丁寧に整理し、衝突や誤解が生まれてしまった地点を分かりやすく見えるようにします。
これにより、「相手の性格の問題」ではなく、
- 「誤解が起きたポイント」
- 「気持ちが高ぶってしまう理由」
- 「伝え方がすれ違う理由」
が具体的に把握しやすくなります。
2. オンライン夫婦カウンセリングが選ばれる理由
オンライン相談は単なる“便利さ”だけでなく、夫婦カウンセリングとの相性が非常に良い方法です。
① 移動の負担がなく、続けやすい
仕事・育児で忙しいご夫婦ほど、「移動時間ゼロ」というメリットは大きく、継続しやすくなります。
② 2人の予定を合わせやすい
「片方は自宅、もう片方は職場の会議室から」というご利用も珍しくありません。
③ ご自宅という“安心できる場所”で話せる
環境が変わるだけで、話す内容や気持ちの落ち着き方も大きく変わります。
3. 認知行動療法の視点でみる「夫婦関係がこじれやすいポイント」
夫婦の相談で特に多いテーマを、CBTの視点から整理すると次のようになります。
① 事実と解釈が混ざる
例:
- 返事が遅い →「やる気がないんだ」と感じてしまう
- 家事の頻度 →「私ばかり頑張っている」と捉えてしまう
事実と“受け取り方”が混ざると、話し合いが複雑になります。この仕分けを行うだけでも、すれ違いが減ります。
② 感情の高ぶりで話し合いが困難になる
怒り・不安・悲しさが強いと、“言いたいこと”ではなく“強い感情”が前に出やすくなります。オンラインではこの高ぶりの緩和に役立つ場合があります。
③ 過去の出来事が今の解釈に影響する
過去のケンカやすれ違いが蓄積すると、 「また同じことを言われる」 「どうせ分かってくれない」 といった予測が強まります。これらも整理することで、コミュニケーションの景色が大きく変わります。
4. 認知行動療法による夫婦カウンセリング
認知行動療法(CBT)は、心の動きを「状況・考え・感情・行動」という4つの視点で整理していく心理療法です。
夫婦関係の中でのトラブルも、この枠組みで一緒に見つめ直していくことで、すれ違いの構造を理解しやすくなります。
たとえば、夫婦喧嘩の場合は次のようなパターンがよく見られます。
- 相手の言葉を「否定された」と受け取り、感情が高ぶってしまう
- 相手は提案のつもりでも、「批判された」と感じてしまう
- 感情を抑えすぎて、ある日突然爆発してしまう
CBTでは、こうした「受け取り方の違い」や「感情の反応パターン」を客観的に理解し、お互いが冷静に話し合えるような新しいコミュニケーション方法を練習していきます。
5. 大阪店でのオンライン実施について
大阪店では、 Zoom/GoogleMeet(顔出し/音声のみのどちらも可) で実施しています。
できる限り安心して話せるよう、
- 途中で休憩を挟む
- 話しにくい内容は個別にお聞きする
など柔軟に対応しています。
6. よくあるご質問
Q1. どちらが悪いか判断されるのでは?
そのような評価は行っておりません。 事実・気持ち・背景を整理し、“どう扱っていくか”を一緒に考える形式です。
Q2. 相談が片方だけでも可能ですか?
はい、可能です。 むしろ最初は片方だけのほうが整理しやすいケースも多くあります。
Q3. 話し合いが感情的になりやすく、うまく伝えられる自信がありません。相談しても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。 夫婦面接では、“どこで話がかみ合わなくなるか”、“どの場面で気持ちが強く動くか”を丁寧に整理しながら進めていきます。 落ち着いて話せるよう、進行もこちらで調整しますのでご安心ください。
7. まとめ
夫婦関係の悩みは、
- 性格の問題
- 努力不足
で説明されるべきものではありません。
多くの場合、感情の動きや誤解の仕組みを丁寧に整理し、扱い方を変えていくことで関係が改善に向かいます。
オンラインカウンセリングは、その“第一歩”としてとても始めやすい方法です。
大阪店では、ご家族の形に合わせて柔軟に対応しています。 お困りの際はお気軽にご相談ください。
大阪店のご案内
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