2025年07月04日
- 認知行動療法
嫌われるのが怖い…そんなあなたへ|大阪で対人不安をやわらげるカウンセリング

誰かに嫌われるかもしれない――その不安に振り回されていませんか?
- 上手に断れず、頼まれごとを引き受けてしまう
- 返事が遅いだけで「もう嫌われたかも」と不安になる
- 人の表情や声のトーンを気にしすぎて疲れてしまう
大阪の街にはたくさんの人が行き交い、刺激の多い環境の中で暮らしている方も多いと思います。
その中で「人間関係に過敏になってしまう」「つい相手の顔色をうかがってしまう」といった悩みを抱える方も少なくありません。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店にも、
「嫌われるのが怖い」「関係がうまくいっていない気がして、常に不安」といったお声が多く寄せられています。
この記事では、そんな対人不安を感じる方が、
無理なく自分らしい関係性を築いていくためのヒントを、認知行動療法の視点からお伝えしていきます。
嫌われたくないと思うのは、おかしなことではありません
人と関わる中で、「好かれたい」「迷惑をかけたくない」と思うのはごく自然なことです。
しかし、その気持ちが強すぎると、こんなふうに自分自身が苦しくなってしまうことがあります。
- 気を遣いすぎて疲れる
- 自分の気持ちがわからなくなる
- 関係性が不安定に感じられる
- 失敗や誤解を必要以上に恐れてしまう
そうしたとき、「なぜ自分はこんなに不安になるのか」をやさしく見つめなおすことが大切です。
対人不安が強くなりやすい人の特徴
◎ 周囲に合わせることが多い
- 自分の希望より、相手の機嫌を優先してしまう
- “いい人”でいようとして、本音を言えなくなる
- 本当は嫌でも、引き受けてしまう
このような関係が続くと、無理をしている感覚が積もっていき、
やがて人との関わり自体がしんどくなってしまいます。
◎ 人間関係における“極端な思考”のクセ
- 少しでも気まずくなると「もう終わりだ」と感じてしまう
- 好かれていない=自分に価値がないと思ってしまう
- 一度のミスが「信頼の崩壊」と感じられてしまう
こうした考え方があると、関係性に必要以上の緊張感が生まれます。
◎ 完璧を求めすぎる
- 間違えてはいけない
- 迷惑をかけてはいけない
- すべてにおいて好かれるべきだ
こうした完璧主義的な思いが、自分自身を縛ってしまうこともあります。
認知行動療法(CBT)とは?自分らしい関係性を取り戻すアプローチ
認知行動療法は、「考え方」と「行動」の両面から自分の心を整えていく心理療法です。
- どんなときに不安を感じるのか?
- どんな考え方が浮かびやすいのか?
- それにどう反応しているのか?
そういった心の動きを一緒に整理しながら、
現実的に取り入れられる工夫や捉え方の幅を広げていきます。
嫌われることへの不安に向き合うヒント
① 「何がきっかけで不安になったか」を書き出す
例:「頼まれごとを断った → 冷たい反応をされた → 嫌われたと感じた」
そのときの出来事・考え・感情を書き出すことで、自分の“反応のクセ”に気づきやすくなります。
② 「別の捉え方」を試してみる
- 相手も疲れていたのかもしれない
- 嫌われたわけではなく、たまたま機嫌が悪かったのかも
- 自分が思うほど、相手は気にしていない可能性もある
一つの考え方に縛られず、他の可能性を検討することで不安がやわらぐこともあります。
③ 「すべての人に好かれなくてもいい」と捉える
大阪のように人の多い場所では、さまざまな価値観や相性があります。
人それぞれの感じ方があるからこそ、自分らしさを保つことも大切にしたいポイントです。
④ 「ほんの少しだけ」自分の意見を伝えてみる
- 「今日は少ししんどいかもしれません」
- 「すぐに答えるのが難しいです」
このような小さな表現から始めてみることで、無理なく“自分を出す”練習になります。
⑤ 「自分がどうしたいのか」に立ち返る
他人の気持ちばかり気にしていると、自分の望みがわからなくなってしまいます。
「私は何を大切にしたいのか?」を確かめることが、関係性の土台をつくる第一歩です。
カウンセリングの進め方|大阪店ではこう進みます
当センターでは、丁寧なヒアリングと対話を通して、その方に合わせたペースで支援を行っています。
▷ ステップ1|今の悩みや背景の確認
最初は「困っていること」「日々感じている違和感」などをお聞かせいただく時間です。
話すのが苦手な方にも配慮して進めますので、安心してお越しください。
▷ ステップ2|考え方・行動のパターンを見つける
「どんな場面で不安が出やすいか」
「どのような思考のクセがあるか」などを一緒に振り返っていきます。
▷ ステップ3|見方や反応の幅を広げていく
- 不安を強める思考に気づく
- 別の考え方を持つ練習
- 実生活での関わり方を少しずつ変えていく
など、現実的な工夫を一緒に探していきます。
▷ ステップ4|自分らしさを大切にした関係づくりへ
最終的には、「人との距離感」や「自分の気持ちの扱い方」が自分なりに分かるようになることを目指します。
よくあるご質問
Q. カウンセリングでうまく話せるか不安です…
ご安心ください。沈黙があっても大丈夫ですし、緊張していても問題ありません。
少しずつ言葉を探すお手伝いをさせていただきます。
Q. オンライン対応は可能ですか?
はい。大阪店では、ビデオオン・オフともに対応可能なオンライン面接をご用意しています。
外出が難しい方にも安心してご利用いただけます。
Q. 相談に何回通えばいいですか?
回数は人によってさまざまです。
短期間で気づきを得られる方もいれば、じっくりと取り組まれる方もいます。
無理のない範囲でご相談ください。
ご予約・アクセス
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
- 住所:〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町5-7-21 早川ビル303号室
- アクセス:近鉄難波線 大阪上本町駅 徒歩2分、谷町九丁目駅 徒歩5分
- 営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
- ▶ Webサイトはこちら
- ▶ ご予約フォーム
おわりに:嫌われる不安と共に、それでも人と関わっていくために
「嫌われたかもしれない」と思うたびに、自分の存在を揺るがされるような感覚に陥ってしまう――
そんな心の揺れは、決して特別なことではありません。
その不安を抱えながらも、自分の気持ちを少しずつ整理し、
関係の持ち方や自分の立ち位置を見直していくことは、
あなたらしい日々を取り戻すための大切なステップです。
大阪で、静かに自分の気持ちと向き合える場所を探している方へ。
どうぞお気軽に、ご相談ください。