2025年11月26日
- メンタルヘルス
少人数の会社こそ、メンタルヘルスの早めの相談が業務に役立つ理由/認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
こんにちは、認知行動療法カウンセリングセンター大阪店です。
少人数で運営されている会社では、 一人の働き方や人間関係の変化が、日々の業務に影響しやすいとお話を伺うことがあります。
とくに
「特定の社員との関係がぎくしゃくしてから、報連相がしづらくなった」
「相談しづらい雰囲気が重なって、仕事の流れが滞りやすくなった」
といった声は、少人数の組織ならではの特徴として耳にすることがあります。
本記事では、少人数の会社でメンタルヘルスの早めの相談がどのように役立ちうるのか、
できるだけ具体的な場面をもとにまとめています。
■1.一人との関係がぎこちなくなると、仕事の流れが乱れやすい
少人数の組織では、一人ひとりの役割が重なり合って業務が進んでいくため、
特定の社員と話しにくくなる場面があるだけでも、業務に影響が及ぶことがあります。
たとえば次のようなことが起こりやすいと伺うことがあります。
- 報連相のタイミングがずれる
- 必要な情報が共有されづらくなる
- お互い遠慮して、本来よりも回り道になる
- 確認作業が増えて時間がかかる
- 小さな勘違いが大きな行き違いにつながる
特に直属の上司や、書類を依頼する事務担当など、関係が気まずくなると、
「些細な確認でも話しかけづらい」「本来の手順が踏めない」など、
実務面のやりづらさにつながることがあるとの声をいただきます。
■2.メンタル面の負担が続くと、休みがちな状況につながる場合もある
少人数の会社では、一人が長く休むと業務が回りにくくなることがあります。
たとえば、
- 総務・事務が担当している作業が一時的に止まる
- 営業担当が不在になり、案件管理が難しくなる
- シフト制の仕事では他の社員の負担が増える
といったケースが生じることがあります。
「誰かが不調かもしれないと感じても、相談しづらいまま過ごし、そのまま休みがちになる」
という話も耳にすることがあります。
■3.相談しづらい環境は、状況を複雑にしやすい
少人数の会社では、
社長・管理職と社員の距離が近いことが強みになる一方、
悩みを打ち明けづらさにつながる場面もあると伺います。
- 「迷惑をかけたくない」と気を遣う
- チームが小さいため、話すことで関係が気まずくなる懸念がある
- 同僚に知られたくない
- 自分の役割を手放せず抱え込んでしまう
このような状況が続くと、
ちょっとした負担が重なり、本人も周りも疲れやすくなることがあります。
外部に相談できる場所があると、
関係性に直接影響を与えずに、気持ちや考えの整理がしやすくなると言われています。
■4.少人数の会社では、経営者の考え方や気持ちの状態が社内に影響しやすい
小規模の組織では、経営者のコミュニケーションや価値観が、
日々の仕事の進め方や社内の雰囲気に反映される場面があります。
たとえば、
- 経営者が悩みを抱えたまま意思決定を急ぐと、現場が戸惑いやすい
- 経営者が疲れていると、社員が気を遣いすぎて報連相が減る
- 経営者の言葉選びや雰囲気が、そのまま社内の空気に伝わる
というように、
トップの状態がそのまま組織の動きに影響するという特徴があります。
経営者が気持ちや考えを整理する機会を持つことは、
会社全体の安定につながりやすいと感じる方もいらっしゃいます。
■5.外部に相談できる場所があることで、早めの調整がしやすくなる
相談先が社内だけに限られると、
「話しづらい」「角が立つかもしれない」という遠慮が生まれることがあります。
少人数の会社では、ときに感情的なやり取りが続き、
相手の言葉が強く感じられたり、
状況によってはハラスメントのように受け取られることもあり、
日常のコミュニケーションが難しくなることがあります。
外部の相談窓口があることで、
- こじれる前に気持ちを整える
- 相手への伝え方や距離感を落ち着いて確認する
- 関係性の行き違いを早めに振り返る
- 心の負担を抱え込みすぎない
- 会話の内容と気持ちのバランスを整える(“こころと会話のチューニング”)
- 状況に応じた行動の選択肢を検討できる
- ハラスメントに発展しないためのコミュニケーションの工夫を考える
- 必要に応じて、会話に入る前の整理を一緒に行い、コミュニケーションの仲介的なサポートとなる
といった形で、
実際に対話に臨む前の準備や整理を外部で行える ため、
社内だけでは難しい“冷静さの確保”に繋がりやすくなります。
当センターでは、
公式LINEを通じて気軽にご相談いただけるほか、
必要に応じて面談や企業向けの研修でコミュニケーションに関するサポートを提供することも可能です。
■まとめ
少人数の会社では、
一人の変化が組織全体の働きやすさに影響することがあるため、
適切なタイミングで気持ちや考えを整理する場所があることは役立つ可能性があります。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店では、
経営者・管理職・従業員の方が日常の中で抱えるストレスや人間関係の課題などについて、
丁寧にお話を伺い、状況整理のお手伝いを行っています。
■【大阪店のご案内】
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
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