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こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店です。

「夜まったく眠くならない」「朝になると起きられない」
こうした昼夜逆転や不眠のご相談は、とても多く寄せられます。

まず大切なことを一つ。
昼夜逆転は、意志や努力の弱さの問題ではありません。

多くの場合、体内時計(睡眠・覚醒リズム)が後ろにずれている状態です。
このズレが続くと、

といった悪循環に入りやすくなります。

この記事では、
「夜をどうにかする」のではなく「朝から整える」
という考え方で、睡眠リズムを調整する方法をまとめました。


1.睡眠の問題をどう捉えるか

睡眠の問題の本質は、
「眠れないこと」そのものではありません。

本当に困るのは、
眠れないことで日中の生活がしんどくなることです。

そのため、

といった工夫は、
かえって眠りを浅くしてしまうことが少なくありません。


2.睡眠を整える3つの柱

睡眠は、次の3つのバランスで成り立っています。

昼夜逆転の改善では、
👉 まず「リズム」を整えることが最優先です。


3.睡眠スケジュール法(基本編)

① まず1週間、睡眠を記録する

→ 平均睡眠時間を把握します。


② 寝床にいる時間を決める


平均睡眠時間が5時間半 → 寝床時間は6時間


③ 起床時刻を固定する(最重要)

👉 起床時刻が、次の夜の眠気を作ります。


④ 寝つけない時は一度寝床を出る

「布団=眠る場所」という条件づけを回復させます。


⑤ 1週間は評価しない


4.昼夜逆転の人が必ずつまずくポイント

Q.朝まで眠れなかったらどうする?

👉 失敗ではありません。よくある過程です。

朝まで眠れなかった日の基本ルール

眠れていなくても起きることで、
その日の夜の眠気が貯まります。


朝まで起きている間の過ごし方

やってよいこと

避けたいこと


5.起きるための具体的な工夫

① 起床後2時間以内に光を浴びる

👉 朝の光は、体内時計を前に戻す最強のスイッチです。


② 起きたら横にならない

横になる=「まだ夜」という合図になります。


③ 起床後すぐの行動を決めておく

考えなくていい行動を用意します。

※ やる気は不要です。


④ 午前中は「調子が悪くて当然」

👉 午前中を耐えることが、夜の眠気につながります。


6.昼寝の扱い

スマート・ナップ

30分以上の昼寝は、夜の眠気を遅らせます。


7.夜の過ごし方(眠くなくても)

👉 「眠らせよう」としないことが大切です。


8.睡眠効率を使った微調整

1週間続けたら確認します。

睡眠効率
実際の睡眠時間 ÷ 寝床時間 ×100


9.うまくいかない日の考え方


まとめ

昼夜逆転は、
「眠れるようになってから起きる」ではなく、
「起きることで眠れるようにする」
という逆転の発想がポイントです。


よくあるご質問(Q&A)

Q1.何日くらいで昼夜逆転は戻りますか?
A.個人差はありますが、1〜3週間ほどかけて徐々に整っていく方が多いです。途中でうまくいかない日があっても問題ありません。

Q2.眠れないまま起きるのが不安です。体に悪くないですか?
A.短期的な睡眠不足よりも、昼夜逆転が固定化することの方が影響は大きいとされています。安全に配慮しながら段階的に進めます。

Q3.一人でやる自信がありません。
A.カウンセリングでは、生活状況に合わせて無理のない調整計画を一緒に立てます。途中のつまずきも含めてサポートします。


認知行動療法カウンセリングセンター大阪店のご案内

認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
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