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こんにちは。 認知行動療法カウンセリングセンター大阪店です。

「人前に出ると強く緊張する」
「会話や発表のあと、ずっと頭の中で反省が止まらない」
「慣れれば大丈夫だと思っていたのに、何年も同じことで悩んでいる」

このようなご相談は、大阪店でも少なくありません。
社交不安は、気合いや根性で乗り越えられるものではなく、自然に良くなるケースも多くはありません

この記事では、
なぜ社交不安は中々改善しないのか
その理由を、認知行動療法の視点から整理してお伝えします。


社交不安は「性格の問題」ではありません

まず大切な点として、社交不安は
「内向的だから」「気にしすぎる性格だから」
といった性格の問題ではありません。

社交不安が続いてしまう背景には、
不安を強めてしまう一定のパターンがあります。

このパターンに気づかないまま過ごしていると、
「頑張っているのに、なぜか楽にならない」
という状態が続いてしまいます。


社交不安が改善しにくい主な理由

① 不安を下げようとする行動が、逆に不安を固定している

社交場面で不安を感じたとき、多くの方が無意識に
「不安を出さないようにする行動」
を取っています。

たとえば、

これらは一時的には安心できますが、
長い目で見ると、

「この行動をしたから何とか乗り切れた」
という学習を強めてしまいます。

結果として、
その行動がないと不安がもっと強くなる
という悪循環が起こりやすくなります。


② 注意が「相手」ではなく「自分」に向き続けている

社交不安が強い場面では、

と、注意が自分の内側に集中しやすくなります。

この状態では、

といった外の情報が入りにくくなります。

結果として、
「不安を裏付ける材料」だけを拾いやすくなり、
不安が強化されてしまいます。


③ 終わったあとも頭の中で振り返り続けている

社交場面が終わったあと、

「あの言い方はまずかった」
「絶対に変に思われた」

と、何度も思い返してしまうことはありませんか。

この振り返りが続くと、
実際の出来事よりもネガティブな記憶として定着しやすくなります。

すると次の場面で、
「前も失敗したから、今回もダメだ」
という予測が自然に浮かび、
不安がより強くなっていきます。


認知行動療法では何をしていくのか

認知行動療法では、
「不安を消すこと」を目標にはしません。

代わりに、

こうしたプロセスを丁寧に進めていきます。

重要なのは、
不安があっても行動できる幅を広げていくことです。


まとめ

社交不安が中々改善しないのは、
努力が足りないからでも、性格が弱いからでもありません。

こうした要素が重なり、
不安が維持されているケースが多く見られます。

社交不安は、
仕組みを理解し、取り組み方を変えることで改善が目指せる状態です。


Q&A(よくあるご質問)

Q1. 社交不安は放っておけば自然に治りますか?

多くの場合、自然に軽快するケースは多くありません。
回避や不安対処のパターンが固定化することで、長期化することがあります。

Q2. 不安が強い状態でもカウンセリングは受けられますか?

はい。むしろ不安が強い方ほど、段階的な整理やサポートが重要になります。
無理に進めることはありませんのでご安心ください。

Q3. 話すのが苦手でも大丈夫でしょうか?

問題ありません。
言葉にしづらい部分も含めて、ペースに合わせて整理していきます。


■ 大阪店のご案内

認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
〒543-0001
大阪府大阪市天王寺区上本町5-7-21 早川ビル303号室
(近鉄難波線 大阪上本町駅 徒歩2分/谷町九丁目駅 徒歩5分)

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10:00〜20:00(完全予約制)

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