2025年06月23日
- 認知行動療法
【大阪で「緊張しすぎる」を何とかしたい方へ】手が震える、頭が真っ白になる…それ、過緊張かもしれません

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター大阪店です。
「人前に出ると急に体が動かなくなる」
「話そうとすると声が震える」
「頭の中が真っ白になって、あとで自己嫌悪になる」──そんな経験、ありませんか?
こうした「緊張しすぎる」状態は、過緊張と呼ばれる心理状態に分類されます。
大阪店にも、毎月多くの方から「過緊張」に関するご相談が寄せられています。
この記事では、認知行動療法(CBT)を活用した支援の特徴や、当センターでの取り組みを紹介しながら、
「緊張しやすい性格」と思い込んでいる方にも安心して読んでいただける内容をまとめました。
◆ 緊張しやすいだけじゃない?「過緊張」とは何か
緊張すること自体は、生きていく上でごく自然な反応です。
ただし、以下のような状態が日常的にある場合、**「過緊張」**と呼べる段階に達しているかもしれません。
- 電話・会議・挨拶などで毎回緊張して体に症状が出る
- 声が震えたり、言葉が出てこなくなったりする
- 緊張の予期不安で、前日から眠れなくなる
- 「またうまくいかないかも」と不安が止まらない
このような状態が続くと、「自分が悪い」「情けない」といった自己批判のループに入ってしまいやすく、
結果的にますます緊張しやすい体質になってしまうのです。
◆ 大阪店で多く見られるご相談:「仕事中、会話が怖くなる」
大阪店では、特に30代〜50代のビジネスパーソンや接客業の方から以下のような声をいただいています:
- 「営業の挨拶が毎回うまくできない」
- 「雑談が苦手で、沈黙が怖くなる」
- 「声が小さいと言われたことがトラウマになっている」
大阪は人の距離が近く、会話のテンポが速い土地柄です。
そのため、「うまく話さなあかん」「おもろく返さな」という無言のプレッシャーを感じている方も少なくありません。
◆ 過緊張の背景には「考え方のクセ」が隠れている
認知行動療法の視点では、「感じ方」や「体の反応」は、その人が**どう物事を捉えているか(認知)**によって左右されると考えます。
過緊張の方には、次のような考え方がよく見られます:
- 「ミスしたら信用を失う」
- 「緊張がバレたら恥ずかしい」
- 「雑談できない=人として劣っている」
こうした“自分を追い込む思考”が、心身を常に緊張状態にさせているのです。
◆ 「過緊張」に対する3つのアプローチ
※全てあなたの状態・性格・生活に合わせて行います
当センターでは、マニュアル通りの介入ではなく、一人ひとりに応じた柔軟な支援を重視しています。
緊張の出方、原因、望んでいる状態は人によって全く異なるからです。
① 考え方を整理する:認知の調整
「緊張しすぎる背景には、どんな思い込みがあるか」を一緒に見つけていきます。
これは「無理に前向きになる」ことではなく、現実的でやさしい捉え方を育てる作業です。
例:
「間違えたら終わり」→「多少詰まっても相手は気にしていないかもしれない」
「緊張=ダメなこと」→「緊張は大事な場面に向き合っている証でもある」
② 緊張に慣れる:ステップ練習(段階的エクスポージャー)
いきなり「人前で話す練習」をするわけではありません。
あなたが「これならやってみてもええかも」と思えるレベルからスタートします。
具体的には:
- 原稿読みを録音してみる
- 1対1の会話を模擬練習
- 「緊張していることを言ってみる」体験
こうした体験を通じて、**「緊張しても何とかなる」**という実感を積み重ねていきます。
③ 身体をゆるめる:呼吸法・筋弛緩法
緊張で呼吸が浅くなる・肩がこる・手足が冷たくなる──そんな方には、
身体からアプローチする方法も取り入れます。
- ゆっくり吐く呼吸練習
- 肩や手の筋肉を意図的にゆるめる方法(筋弛緩法)
「何も考えられないほど緊張する」場面に備えて、**“体から整える準備”**をしていくのです。
◆ 自分を責めすぎる人ほど、変わる可能性を持っている
「またやってしまった…」
「こんな自分が恥ずかしい」
「人としてダメなのでは…」
こうした自己批判が止まらない方こそ、過緊張の支援で改善していくことが多くあります。
なぜなら、その背景には「真面目で頑張り屋」「人に気を遣える」あなたらしさがあるからです。
私たちは、その部分を責めるのではなく、あなたの良さを守りながら過緊張と向き合うサポートを行います。
◆ Q&A:よくあるご質問
Q. 緊張しなくなる方法があるんですか?
A. 完全に“しなくなる”ことを目指すのではなく、「しても行動できる」状態を目指します。
緊張はあって当然。問題は“その後どうするか”です。
Q. 1回で改善しますか?
A. 多くの方が5〜10回程度の継続支援で変化を実感されています。
頻度や進め方は、あなたのペースに合わせて調整可能です。
Q. オンライン対応もしてますか?
A. はい。ZoomやLINEなどを使ったオンラインカウンセリングも対応しています。
カメラOFFでも可能ですのでご安心ください。
◆ 大阪で「話すこと」がしんどくなっているあなたへ
- 声が震えてしまう
- 会議や報告の場が怖い
- 緊張する自分が情けない
そんなふうに思ってきた方へ。
**過緊張は「その人のせい」ではなく、「身についた反応パターン」**です。
それならば、変えていくことも、きっとできるはずです。
無理に明るくなったり、堂々としたりする必要はありません。
「あなたにとっての安心な行動の幅」を、少しずつ広げていくお手伝いが、私たちの役目です。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店|アクセス・予約情報
- 住所:〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町5-7-21 早川ビル303号室
- アクセス:近鉄「大阪上本町駅」徒歩2分/地下鉄「谷町九丁目駅」徒歩5分
- 営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
- LINE相談:https://lin.ee/26sKHRK8
- 予約フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform - Google口コミ:https://g.page/r/CVHhJlc6ZfG5EBM/review
- 公式サイト:https://osaka.cbt-mental.co.jp/