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子どもが突然「学校に行きたくない」と言い出したとき、
「何が起きたのか分からない」「どう接すればいいのか」と悩まれる親御さんは少なくありません。

数日様子を見るつもりだったのに、1週間、1ヶ月と時間が経ち、
「このままでは良くない」と焦りが募ってくる――。

不登校の問題は一様ではなく、ご家庭によって状況や背景が全く異なります。
そのため、対処法も決して“ひとつの正解”ではありません。

このページでは、**大阪・上本町にある「認知行動療法カウンセリングセンター大阪店」**で行っている不登校に対するカウンセリングの考え方をお伝えいたします。


不登校のかたちは、子どもごとに異なります

「学校に行かないのは、問題行動なのでは…?」
そんな不安を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際には、不登校には次のようなパターンもあります。

このように、「理由が明確に説明できない不登校」も多く、本人自身も戸惑っていることがあるのです。

私たちは、そうした状態を「特別な異常」ではなく、心と体が一時的に“立ち止まっている”サインとして受け止めています。


「何とかしないと」と思う気持ちが、ご家族を追い詰めることもあります

「親として自分が何とかしなければ」
「このままでは子どもの未来が心配」

そんなふうに思うのは、親御さんとして当然のことです。
けれど、その気持ちが続くと、ご家族自身が疲れ果ててしまうこともあります。

実際に、当センターではこのようなお声をよく伺います。

こうしたときに大切なのは、まず親御さん自身の心を整えることです。

カウンセリングは、「親が責任を放棄する場」ではなく、ご家族の気持ちに余白を作る手段として機能します。


認知行動療法(CBT)に基づく不登校支援

当センターのカウンセリングでは、**認知行動療法(CBT:Cognitive Behavioral Therapy)**の考え方を土台にしています。

CBTとは、物事の捉え方や日々の行動パターンに着目し、
問題が起きる背景を整理しながら、改善への糸口を一緒に探る心理療法です。

たとえば、不登校の場合には以下のような取り組みが行われます。

重要なのは、“すぐに登校させる”ことをゴールにしないことです。
それよりも「今できること」に着目し、無理のないペースで一歩一歩前に進む方法を考えます。


決まりきった支援ではなく、そのご家庭の状況にあわせて

不登校支援においては、「こうすればうまくいく」という万能な方法はありません。

たとえば、

これらは家庭ごとに異なる課題であり、本やネットで紹介されている一般論がそのまま当てはまらないことも多いのです。

当センターでは、細かなやりとりを重ねながら、**「そのご家庭にとってのちょうどよい対応」**を一緒に見つけていくことを大切にしています。


本人が来なくても、家族だけで相談できます

「本人がカウンセリングを拒否している」
「誘っても断られてしまう」

そうしたケースでも、親御さんやご家族だけの相談は可能です。

当センターでは「CRAFT(クラフト)」と呼ばれる家族支援の手法も取り入れ、
ご家族の言動や環境の整え方から支援を始めています。

これは、本人に無理やり登校させるのではなく、
ご家族が冷静に関わり続けるための“道しるべ”を一緒に考えていくアプローチです。


カウンセリングの流れについて

初回面談(60分)

まずは、親御さんだけでお越しになっていただき、現在の状況やお困りごとをお伺いします。
お話しいただく中で、どこから手をつけるべきかを一緒に考えていきます。

継続支援(2回目以降)

必要に応じて、以下のような内容に対応します。

頻度や期間はご希望に応じて調整可能です。


よくあるご質問(Q&A)

Q1. 子どもが来なくても相談は可能ですか?
→ はい。多くのケースで、まずは親御さんのみで始めています。

Q2. カウンセリングはどこで受けられますか?
→ 当センター(大阪・上本町)での対面、またはオンラインでも可能です。

Q3. 継続が難しいときは、1回だけでもいいですか?
→ もちろんです。必要な回数だけご利用いただけます。

Q4. 医療機関ではないのですか?
→ はい。当センターは医療機関ではなく、心理専門のカウンセリング機関です。


大切なのは、「今、少し楽になること」

将来の不安、今の状況への焦り。
不登校への対応には、どうしても重い感情が伴いがちです。

しかし、まずは親御さん自身が少しでも気持ちを整えられることが、子どもにとっても良い影響をもたらします。

「このままでいいのか」と悩むときこそ、ひとりで抱え込まずにご相談ください。


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