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――認知行動療法の視点からできること――

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店です。

近年、
「気づいたらアプリに課金していた」
「やめようと思っているのに、また繰り返してしまう」
といったスマホアプリ課金に関するご相談は少なくありません

スマホアプリ課金の特徴は、
サクッと・一瞬で決済できてしまうことです。
その手軽さゆえに、抑制が効きにくくなり、後から強い後悔や自己嫌悪につながるケースも少なくありません。

本記事では、
スマホアプリ課金が繰り返されやすい背景と、
認知行動療法(CBT)でどのように取り組んでいくのかをお伝えします。


「やめたいのに、またやってしまう」背景にある仕組み

スマホアプリ課金が止まらなくなる背景は、単なる意志の弱さではありません。

多くの場合、

こうしたきっかけが、過去の課金体験と結びつき、ほとんど考える間もなく行動が起きてしまいます。

これは「刺激 → 反応 → 一時的な安心・満足」という習慣化されたループができている状態とも言えます。

特にスマホアプリ課金は、

という特徴があり、抑制が効きにくくなる条件がそろいやすい行動です。


どんなときに繰り返しやすいのか

カウンセリングでは、「いつ・どんな状況で起きやすいか」を丁寧に整理します。

よく見られる高リスク状況には、次のようなものがあります。

大切なのは、「我慢する」ことよりも、自分にとっての再発パターンを可視化することです。


認知行動療法(CBT)での取り組み方

当センターでは、スマホアプリ課金に対して、次のような流れで支援を行います。

1.「きっかけ→感情→行動」を整理する

課金の直前・直後に何が起きていたのかを一緒に振り返り、行動の流れを言葉にしていきます。

2.うまくいった場面(例外)を見つける

課金せずに済んだ日や、衝動が出たけれど踏みとどまれた場面に注目します。
そのときの条件や工夫を整理し、再現性を高めます。

3.「我慢以外の選択肢」を増やす

ただ耐えるのではなく、その場で実際に取り得る別の行動を具体的に増やしていきます。
現実的で、実行可能な形を重視します。


再発予防(リラプス・プリベンション)の考え方

認知行動療法では、再発を「失敗」ではなく、学習の材料と捉えます。

こうした振り返りを積み重ねることで、同じ状況が起きたときにより早く・冷静に対応できる力を育てていきます。


よくあるご質問(Q&A)

Q1.完全に課金をやめないと意味がありませんか?
A.必ずしも最初からゼロを目指す必要はありません。
まずは「繰り返しにくくする仕組み」を整えることを重視します。

Q2.投資やゲーム課金の相談も可能ですか?
A.はい、可能です。
繰り返される行動の構造は共通点が多く、CBTの支援対象になります。

Q3.家族の課金問題について相談できますか?
A.可能です。
ご本人以外の立場からの関わり方や、支援の工夫についてもご相談いただけます。


まとめ

スマホアプリ課金は、
簡単にできてしまうからこそ、止めにくい行動です。

認知行動療法では、気持ち論や根性論ではなく、日常に即した形で行動の仕組みを見直していきます。

「やめたいのに繰り返してしまう」
その背景を一緒に整理しながら、納得できる選択を増やしていきませんか。


認知行動療法カウンセリングセンター大阪店のご案内

認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
〒543-0001
大阪府大阪市天王寺区上本町5-7-21 早川ビル303号室
(近鉄難波線 大阪上本町駅 徒歩2分/谷町九丁目駅 徒歩5分)

営業時間
10:00〜20:00(完全予約制)

WEBサイト
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