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〜外出や混雑が苦手な方へ〜

はじめに

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター大阪店です。
「外に出ると胸が苦しくなる」「人が多い場所や電車で落ち着かなくなる」「外出先で具合が悪くなったら…と考えてしまう」――こうした強い不安や恐怖から、外出や特定の場所を避けるようになる状態は**広場恐怖(Agoraphobia)**と呼ばれます。

広場恐怖は単独で起こることもありますが、パニック症や心疾患・呼吸器疾患などの身体症状と結びついて現れることもあります。過去に発作や不整脈を経験したことで、「また起きたらどうしよう」という予期不安が強まり、外出自体が困難になる場合もあります。

当店では、こうした広場恐怖に対して**認知行動療法(CBT)**を中心に、少しずつ安心して行動範囲を広げられるようサポートしています。


広場恐怖とは

単に「広い場所が苦手」ということではなく、「すぐに助けを得られない、またはその場から離れにくい」と感じる状況で強い不安が生じるのが特徴です。
たとえば、以下のような場面が挙げられます。

このような不安は、「また症状が出るかもしれない」という予期不安により強まり、回避行動が増えてしまいます。


カウンセリングの進め方

大阪店でのカウンセリングは、進め方の一例です。
実際にはお話を伺ったうえで、順序や内容を柔軟に変更し、必ずしも全てのステップを行うわけではありません。

1. 状況の把握と整理

不安や身体症状が出る場面やきっかけを詳しくお伺いし、「事実」と「捉え方」を分けて整理します。

2. 広場恐怖の仕組みを理解

脈の乱れや息苦しさなどの身体の変化をきっかけに、「倒れるかもしれない」といった極端な予測が浮かび、不安と身体反応が互いに強化される悪循環が起きることがあります。この仕組みを理解することが、改善の第一歩です。

3. 不安階層の作成

不安を感じる場面を軽いものから強いものまで並べたリストを作ります。
例:

  1. 家の周辺を一人で歩く
  2. 最寄り駅まで行く
  3. 商業施設に入る
  4. 電車で2駅分乗る
  5. 繁華街で1時間過ごす

4. 段階的エクスポージャー

低い段階から徐々に挑戦していきます。
例:建物内の移動 → 店舗に立ち寄る → 屋外での短時間滞在 → 短距離の電車移動、といった流れで行動範囲を広げます。

5. 不安への対処法を増やす

不安が高まったときに使える方法を整理します。
例:

6. 考え方の見直し

「〇〇になったら終わりだ」「必ず倒れる」という予測を、実際の経験や事実に基づき検証し、より現実的な考え方に置き換えていきます。


大阪店のサポートの特徴

  1. 医療との連携
     身体的な症状がある場合は主治医と連携し、安全を確保します。
  2. 個別のペース設定
     生活環境や不安の強さに合わせて、無理のないペースで進めます。
  3. オンライン相談対応
     外出が難しい方にはオンラインでの面談や自宅での練習も可能です。
  4. 少しずつ行動範囲を広げる支援
     小さな成功体験を積み重ね、できることを増やしていきます。

広場恐怖と似た症状との違い


Q&A

Q1. 初回相談では何をしますか?
A. まずは状況を詳しく伺い、不安や回避行動のパターンを整理します。初回から無理に行動練習を行うことはありません。

Q2. 改善までの期間は?
A. 個人差はありますが、数か月で外出可能範囲が広がる方もいます。

Q3. 外出練習は必ず一人ですか?
A. 最初はカウンセラーが同行する場合もあります。慣れてきたら一人で行い、必要に応じてサポートします。


お申し込み・お問い合わせ

認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
住所:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目1-3 大阪駅前第3ビル29階1-1-1号室
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
WEBサイト:https://osaka.cbt-mental.co.jp/

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