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認知行動療法カウンセリングセンター大阪店ではひきこもりを改善するためのカウンセリングを行っています。代表の岡村は滋賀県長浜市の保健所においてひきこもり支援員として勤務経験があります。今回はひきこもりの理解とそのカウンセリング方法について解説していきたいと思います。

1.ひきこもりとは

 ひきこもりは自宅にこもり、学校や仕事に行かず家族以外の人との関わりが希薄状態が6カ月以上継続している状態を意味します。自室からまったく出てこない状態だけでなく、趣味などには出かけたりコンビニには自分で出かけることができる方も多くいます。家族以外にも限定的な人間関係が継続している場合もあります。KHJ全国ひきこもり家族会連合会が行った調査によると平均年齢は35歳でひきこもり期間は平均9. 6年と長期化しています。2023年に内閣府が行った調査によると、ひきこもりの人数は146万人と推計されています。

 ひきこもりに至る理由はさまざまで、職場に適応できない、精神的不調、家族以外との人間関係、家族関係、不登校、いじめ、コロナ禍での社会環境の変化などがあげられます。

2.ひきこもりのカウンセリング

ひきこもりのカウンセリングは家族相談から始まる場合が多いです。ひきこもり当事者は家族関係以外のかかわりから距離をとっている場合も多いため直接カウンセリングをうけることはあまりありません。まず最初は家族に普段の様子やかかわりについてお伺いします。ほとんどかかわりがない家庭もあれば、趣味などは一緒にする家庭もあるなど様子はさまざまです。ひきこもりは人間関係が希薄になることの困りごとでもあります。かかわりが負担であるとの予測もしくは実際に負担に感じています。家族自身もどのように接すれば良いか分からずお互いに距離が生まれてしまうこともあります。扱うテーマの一つに人間関係の溝があります。さまざまな経験から人間不信になった状態だと人との関わりは負担でしかありません。その状況でいきなり再就職や再登校を促されても苦痛でしかないのです。まずは、人に対する警戒心を減らしていくことが大切になります。そのためには家族の関わり方を見直したり、家族以外の人との関わりが少しずつ増えてくることが大切になります。何かを大きく変えるのではなく、日々の関わり方を少しずつ変えてみるのです。少しの変化の積み重ねは回数を重ねると大きな変化になります。ぜひ一度認知行動療法カウンセリングセンターにご相談ください。

認知行動療法カウンセリングセンター大阪店

https://osaka.cbt-mental.co.jp

筆者情報

岡村優希 臨床心理士・公認心理師

認知行動療法カウンセリングセンター代表

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