2026年05月19日
- 認知行動療法
大阪で適応障害に悩む方へ|架空事例でわかる「認知行動療法カウンセリング」の実際
こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店です。
「朝になると職場に行くのが怖い」
「異動してからずっと気が張っている」
「仕事の連絡を見るだけで動悸がする」
「頑張らないといけないのに、身体が動かない」
このような状態が続き、適応障害のような状態で悩まれている方は少なくありません。
大阪でも、
- 職場環境の変化
- 人間関係
- 異動や転職
- 学校生活
- 家庭の問題
- 将来への不安
などをきっかけに、心身の不調が強くなる方がおられます。
特に大阪市内では、
- 通勤時の人混み
- スピード感のある職場環境
- 「ノリ良く振る舞わないといけない」という対人ストレス
- 周囲に気を遣い続ける疲労感
などから、限界まで我慢してしまう方も少なくありません。
一見すると明るく振る舞えていても、実際には、
「家に帰ると何もできない」
「一人になると涙が出る」
という方もおられます。
ただ、カウンセリングを受けようと思っても、
- 「実際に何をするの?」
- 「ただ話を聞いてもらうだけ?」
- 「認知行動療法って厳しいことをされるの?」
と、不安を感じる方も多いかと思います。
そこで今回は、
“架空事例”を用いながら、実際の認知行動療法(CBT)カウンセリングがどのように進むのかを、できるだけ具体的にご紹介します。
※本記事は架空事例であり、実在の個人とは関係ありません。複数の相談内容を参考に構成しています。
適応障害とは?
適応障害とは、
特定のストレス要因によって、心や身体に不調が現れている状態です。
例えば、
- 上司との関係
- 業務量の増加
- 職場での孤立
- 転職後の環境変化
- 家族の問題
- 将来への不安
などをきっかけに、
- 気分の落ち込み
- 不安感
- 涙もろさ
- イライラ
- 不眠
- 胃痛
- 頭痛
- 出勤困難
などが現れることがあります。
特徴としては、
“ストレス要因から離れると少し楽になる”
ことが多い点です。
一方で、無理を続けることで、
「どこに行っても同じ気がする」
「自分は社会人として失格だ」
という状態に広がっていくこともあります。
認知行動療法(CBT)とは?
認知行動療法(CBT)は、
- 出来事をどう受け取っているか
- どんな行動パターンが起きているか
を整理しながら、ストレスへの対処方法を一緒に考えていくカウンセリングです。
適応障害のような状態では、
- 「失敗したら終わり」
- 「迷惑をかけてはいけない」
- 「ちゃんとしないと嫌われる」
といった考えが強くなり、さらに不安や落ち込みが強まることがあります。
また、
- 人を避ける
- 出勤前に動けなくなる
- LINEやメールを開けない
- 休日も仕事のことばかり考える
などの行動パターンによって、心身が休まらなくなっているケースもあります。
CBTでは、
こうした悪循環を一緒に整理しながら、現実的な対処法を考えていきます。
架空事例:20代女性・接客業のAさん
ご相談内容
Aさんは、大阪市内で接客業をしている20代女性です。
店舗異動後から忙しさが一気に増え、常に周囲に気を遣う状態が続いていました。
最初は、
「自分がもっと頑張ればいい」
と思っていました。
しかし徐々に、
- 朝になると吐き気がする
- 出勤前に涙が出る
- 店長からのLINE通知で動悸がする
- 夜中に何度も目が覚める
という状態になっていきました。
それでも、
「こんなんで弱音を吐いたらダメ」
「周りも頑張ってる」
と無理を続けていました。
ある日、出勤途中に駅で動けなくなり、その後カウンセリングにつながりました。
初回カウンセリングで行うこと
認知行動療法では、
いきなり「考え方を変えましょう」とはなりません。
まずは、
- 何が起きているのか
- どんな場面でつらくなるのか
- 身体・感情・考え・行動がどうつながっているのか
を整理していきます。
例えばAさんの場合、以下のような整理を行いました。
| 状況 | 感情 | 頭に浮かぶ考え | 行動 |
| 店長からLINEが来る | 不安・恐怖 | 「また注意されるかも」 | 通知を開けない |
| 朝になる | 憂うつ | 「今日も耐えられない」 | 支度が止まる |
| 接客ミスをする | 落ち込み | 「自分は向いていない」 | 必要以上に謝る |
このように整理すると、
「何が起きているのか分からない状態」
から、
「どこで負担が強くなっているのか」
が見えやすくなっていきます。
実際のカウンセリング場面の一例
カウンセラー:
「LINE通知が来ると、どんなことが頭に浮かびますか?」
Aさん:
「怒られる気がします」
カウンセラー:
「実際には、どんな内容が多いですか?」
Aさん:
「普通の連絡もあります。でも通知音だけでしんどくなります」
カウンセラー:
「なるほど。“通知=危険”という反応が身体の中で強くなっているのかもしれませんね」
CBTでは、このように、
- 何に反応しているのか
- どんな予測が起きているのか
- 身体がどう警戒しているのか
を整理していきます。
「認知」を整理するとは?
適応障害のような状態では、
ストレスが続くことで、極端な考え方になりやすいことがあります。
例えばAさんは、
- 「失敗したら終わり」
- 「嫌われたら居場所がなくなる」
- 「ちゃんとしていないとダメ」
という考えが強くなっていました。
そこで、
- 本当に“終わり”だった経験はあるか
- 他の人は失敗しないのか
- “常に愛想良くしないといけない”という前提はないか
などを一緒に整理していきました。
するとAさんは、
「“嫌われないようにすること”ばかり考えていた」
と気づいていきました。
行動面へのアプローチ
適応障害では、
“回避”が増えることがあります。
例えば、
- 通知を見ない
- 出勤準備を避ける
- 人と話さない
- 確認を繰り返す
- 休日も寝たまま過ごす
などです。
短期的には楽になりますが、長期的には不安が強まりやすいことがあります。
そのためCBTでは、
- どこまで休むか
- 何を少しずつ戻すか
- どの行動から再開するか
を現実的に相談していきます。
Aさんの場合は、
- 朝に5分だけ外へ出る
- 一人で休める時間を作る
- 夜は仕事の通知を見ない時間を作る
など、小さな行動から始めました。
問題解決法やアサーションを使うこともある
適応障害では、
「我慢し続ける」ことで負担が大きくなっているケースもあります。
そのため、
- 問題整理
- 優先順位づけ
- 断り方
- 相談の仕方
- 相手への伝え方
などを一緒に考えることもあります。
例えば、
「頼まれると断れない」
「空気を悪くしたくなくて我慢してしまう」
という方には、アサーション(自分も相手も尊重しながら伝える方法)を扱うこともあります。
「環境調整」が必要なこともある
重要なのは、
“全部を本人の考え方の問題にしない”
ということです。
実際には、
- 長時間労働
- 人員不足
- ハラスメント
- 過剰なプレッシャー
など、環境側の問題が大きいケースもあります。
その場合は、
- 休養
- 業務調整
- 環境調整
- 医療機関との連携
などが必要になることもあります。
認知行動療法は、
「無理して耐えるためのもの」ではありません。
カウンセリングは何回くらい行うの?
状態によって差はありますが、
- 週1回
- 2週間に1回
程度で進めることが多く、
5〜20回程度が一つの目安になることがあります。
ただし、
- 強い不眠
- 食事が取れない
- 日常生活が難しい
などの場合には、まず休養や医療的支援を優先した方が良いケースもあります。
ご家族にできるサポート
適応障害のような状態では、
本人も「これくらいで弱い」と自分を責めていることがあります。
そのためご家族としては、
- 話を最後まで聞く
- 無理に励ましすぎない
- 比較しない
- 否定しない
ことが大切です。
特に、
「みんな頑張っている」
「気にしすぎ」
「早く戻らないと」
という言葉は、本人をさらに追い詰めてしまうことがあります。
Q&A
Q. 適応障害と診断されていなくても相談できますか?
もちろん可能です。
「仕事に行こうとすると涙が出る」
「ずっと気が張っている」
など、診断名がなくてもご相談いただけます。
Q. CBTは“ポジティブ思考”に変えるものですか?
無理に前向きになることを目指すものではありません。
今起きていることを整理し、
- どこで負担が強くなっているのか
- どんな悪循環が起きているのか
を見ながら、現実的な対処方法を考えていきます。
Q. 休職中でも受けられますか?
可能です。
休職中の過ごし方や、復職への不安整理、再発予防について一緒に整理していくことがあります。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店のご案内
私たちは、
「今何が起きているのかを整理すること」
を大切にしています。
適応障害のような状態では、
- 頭の中が混乱している
- 何がつらいのか分からない
- 自分を責め続けている
という方も少なくありません。
大阪店では、
- 何が負担になっているのか
- どこから整理していくのか
- どう生活を立て直していくのか
を、一緒に考えていきます。
認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
- 住所:〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町5-7-21 早川ビル303号室
- アクセス:近鉄難波線 大阪上本町駅 徒歩2分/谷町九丁目駅 徒歩5分
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